2007.03.01 Thursday
明日の記憶
鑑賞日:2007/2/25 | |
話題作なので、見ておこうってぐらいの軽い気持ちで、あんまり期待もせずに、見ました。 だって、いっつも期待すると、肩透かし喰らうので・・・ 結論から書くと、邦画では、久しぶり良い作品を見たって感じです。 「渡辺謙」って、何か硬いイメージがあったのですが、この映画では、その辺にいるお父さんって感じで、いい味出してました。 いろんな役柄をこなせて、やっぱり、上手い役者さんですね。 | ![]() |
有能なサラリーマンが、ある時「若年性アルツハイマー」にかかってしまい、病との不安や恐怖との戦いと夫婦の深い絆を描いた作品。 奥さん役の「樋口可南子」も、これまた、良い演技で、この2人だったので、良い作品になったのかなって思います。 一番、記憶に残っているシーンは、「課長」といわれるお得意先の課長?から携帯に電話があり、「佐伯選手、駄目だよ!君じゃなくっちゃ」見たいなやり取りのところです。 先方の課長は、「アルツハイマー」ということを何かで知ったのでしょう。で、励ましの電話だと思うのですが、もう胸が熱くなって、涙が出そうでした。泣きはしませんでしたが・・・ ただ、ラストのところは、あれはあれで、良いのかも知れませんが、私には、どうも知りきれトンボみたいに、見えてしまいました。 冒頭、いきなり2010年から始まり、映画を一通り見ると分かる写真やら湯のみとかが映っているのですが、ラストにそのシーンが出てきません。 今回は、DVDで再度見たから分かるようなものの、あれだと、劇場で見た人は、冒頭の細かいシーンって覚えて無い気がするので、どうなんだろうなって思いました。 映画作り的には、このような手法が正しいのかも知れませんが、私的には、ラストに、再度、冒頭のシーンを出した方が、よかったんじゃないかなって感じました。 人気blogランキングへ さわり 監督:堤幸彦 出演:渡辺謙 (佐伯雅行) 樋口可南子 (佐伯枝実子) 坂口憲二 (伊東直也) 吹石一恵 (佐伯梨恵) 水川あさみ (生野啓子) | |
若年性アルツハイマーと聞くと、悲痛なドラマを連想するが、本作は観終わってどこか希望の光を感じさせる。それでいて、病気の現実を真正面からとらえる。この意味で、ひじょうに好感が持てる作品である。渡辺謙が演じる主人公は、50歳を前にして物忘れがどんどんひどくなる。最初に彼が受ける病院の検査から、観る者に同時体験させることで、アルツハイマーの怖さをリアルに実感させていくのだ。もし自分が、あるいは家族や同僚が…と切迫感を高める展開が見事。 (Amazon.co.jp で続きを確認) ブログランキング、押してもらえると嬉しいです。 人気blogランキングへ ![]() |